仕事でパソコンを使う際、社内や取引先とのコミュニケーションにビジネスチャットツールを活用することが一般的です。日本で人気の高いツールには「Slack」や「Chatwork」があります。これらのサービスは無料プランと有料プランを提供しており、無料プランでも十分な機能を備えているため、広く普及しています。
しかし、昨年これらのツールで大きな変更がありました。Slackでは過去90日間のメッセージ履歴しか閲覧できなくなり、Chatworkでは過去40日間のみ閲覧可能となったのです。この制限を解除するには有料プランへの登録が必要となります。
特にChatworkのプラン改定に関しては、ユーザーにとって大きな影響があるものと感じられます。有料プランから無料プランへのダウングレードができず、一度有料プランに登録すると解約するにはアカウント自体を削除しなければならないという仕様は問題だと考えられます。メモなどの重要なデータが失われるリスクがあり、ユーザーの利便性を大きく損なう変更だと言えるでしょう。
一方、Slackの場合はダウングレードが可能で、一時的な有料プラン利用も可能です。同様のプラン改定がなされたにもかかわらず、両ツールの対応には大きな差があるのは残念です。
ビジネスチャットツールは業務効率化に欠かせないものですが、プラン変更によってユーザーの利便性が損なわれるのは望ましくありません。ツール選定の際は、プラン変更に関する柔軟性なども考慮する必要があるでしょう。